朝会で、いじめの話をしました。
松谷みよ子さんの「わたしのいもうと」という絵本をBGM付きで読み聞かせました。
小学4年生の妹が転校先でいじめられて、学校に通えなくなり、口もきけなくなり、家族と触れ合うこともできなくなり、やがてひっそりと亡くなってしまうという、悲しくてとても痛ましい内容の絵本です。
子どもたちは口を真一文字に結んだまま真剣に話を聞いていました。
絵本を読み終えた後、友達を悲しませ傷つけてしまう、5つの「い」で始まる行い、
「いたずら」「いじわる」「いじり」「いやがらせ」「いじめ」について話しました。
たとえ悪気が無くても遊びのつもりでも、相手がひどく傷つけば、それは全部「いじめ」と、一緒。
「いじめ」をした者はもちろん、黙っていじめを見ていた者、いじめを見て見ぬ振りをした者も、この学校の先生たちは許しません。お家のお父さんやお母さんたちも絶対に許しません。
こんな話をしました。
最後に「いじめは絶対に許さない!と約束できる人は静かに手をあげなさい」と子どもたちに投げかけると、体育館の天井を突き刺すようなまっすぐな手で埋め尽くされました。