2019年1月16日水曜日

奥の深い落語教室:3・4年生編

林家師匠がホワイトボードに書いた言葉。
「鳩が何か落としたよ」
「フーン」


この2人の会話を落語で演じる場合にどうするか?一人二役をどう演じるのか?
答えは「首を動かす」だけ。声色を使い分けるわけではないのです。
左前向いて、「鳩が何か落としたよ」
右前を向いて、「フーン」
これだけで、登場人物が2人になるのです。座布団1枚の上に2人の男が現れるのです。


それだけではありません。
手の置き方一つで「お侍さん」や「かよわい女性」、「おばあさん」や「タヌキ」までをも演じ分けるのです。
落語は奥が深い!


2枚目の写真は「鳩が何か落としたよ」「フーン」の一人二役の会話を、立候補した子どもが演じているところ。
3枚目の写真は4年生担任の先生に「屋根が漏るよ」「ヤーネー」の一人二役のネタを、林家師匠が耳打ちしているところです。