この日は若い先生たちの授業研究です。
1学期に実際にやった授業をもう一度、大勢の先生たちが見ている前で、再現します。
見ている先生たちは子ども役。子どもになりきって手を挙げて答えます。
そして、10〜15分の再現授業の後は、授業検討会です。
「もっと教師のしゃべる時間を削らないとダメ」
「教師が説明するんじゃなくて、子どもたち自身に気づかせた方がいい」
「黒板に教材を掲示する配置をもっと工夫して。子どもたちにも授業の流れが見通せるように」
・・・などと、先輩の先生たちから厳しい意見がたくさん出てきます。
でも、若い先生はへこたれません。少しでも子どもたちに、わかりやすく楽しんでもらえるような良い授業を、したいと心の底から願っているからです。
例えば写真の先生は、同じ授業をもう6回くらいやっています。
試行錯誤を何度も繰り返し、良い授業の大原則をこうして身につけていくのです。